2017年7月21日セメン・パダンFC – アレマFC
パダンは西スマトラの100万都市。この街を本拠地にするのがセメンパダンFCだ。インドネシア1部リーグでも毎年中上位に位置し、安定した成績を残している。
しかし、今シーズンは低空飛行が続き、なかなか勝利に恵まれない試合が続く。
この日はアレマFCを迎えたホームゲーム。9000人以上のファンがスタジアムへ集まった。スタジアムのキャパシティが公称28000人だが、9000人近くで立錐の余地もないのなぜなのか‥。
試合開始は18時半、しかし、定刻になっても選手は出てこない。そしてアレマFCのファンも試合開始予定時刻になっても現れない‥。なんとも言えないこのルーズ感。
10分ほど経過してようやくスタンドが盛り上がる。いよいよ選手の入場だ!セメンパダンFCのファンは両ゴール裏に主に3つの団体が陣取っている。メインスタンドから向かって右手側、左手側、右手側にはアウェイファンエリアの隣にも少数の団体が集まっていた。
選手が入場するとそれぞれのエリアから、別々の応援が聞こえる。選手が入場すると同時にアレマFCのファンも到着した。
試合は効率よく2得点を挙げたセメンパダンFCが勝利。ホームのファンも大喜び。ここインドネシアでもフットボールは一番人気のスポーツ。プレーにクラブにみんなが熱い想いをぶつける。プレーのレベルでいったら高いとはいえない。しかし、プレーレベルなんかよりも気持ちの部分の方が大切だ。
インドネシアのフットボールは本当に熱い。スタジアム全体で一人一人のファンが思いの丈をぶつけている。その姿が印象的だった。
セメン・パダンFC/SemenPadangFC
セメンパダンのファンは両ゴール裏に別れている。正確には両ゴール裏+アウェイ側ゴール裏寄りにもう1グループの合計3方向からの応援。試合中は、両ゴール裏からの声援が飛び交う。
アレマFC/AremaFC
その他写真/other photos
物売りのおばちゃん。
ペットボトルは持ち込み禁止。移し替えられます。
スタジアムグルメ?東南アジア風焼き鳥(サテー)。ピーナッツベースの濃厚ソース。中にはジャガイモも入っている。ここのソースはピリ辛だ。
周りが暗いからライトが一層煌々としている。霞がかっているのはスタンドは全てのエリアで喫煙可能でスタンドも堂々と喫煙できるから。インドネシアは喫煙に関する年齢制限がなく、中学生でもタバコを吸える。実際に周りにいた明らかな「ガキ」が当たり前のようにタバコを吸っていた姿に驚いた。そして喫煙率が非常に高い。
だからスタジアム全体が煙たい。それもまたフォトジェニックなんだけど(笑)
チケットブースというものは存在しない。何人かがチケットを持っていて、そこで買う仕組み。だから道行く人から「do you have a ticket?」と訊かれたわけだ。チケットはVIP席で120,000ルピア(約900円)
the most expensive ticket price is 120000Rupiah.
セメンパダンはこのシーズンなかなか勝ち星に恵まれず、来季は2部へと降格した。
Youtube
メモ/Memo
パダンは西スマトラ最大の都市です。マレーシア・クアラルンプールから飛行機で1時間、料金は早めにとれば往復5000円くらいです。(エアアジア)
穏やかな海。パダンはスマトラ地震で大きな被害を受けた街だ。
掘っ立て小屋?のような商店。同じような店が何軒も続きます。商売になるのかな‥。たぶん商売になるからやっているのでしょう。
ナシゴレンは本格的な味付け。
パパイヤジュースは生搾りです。ドロッとしていて自然の甘さ。すごくおいしい!
ホテルでナシゴレンとパパイヤジュースをオーダーしてみました。これで合計43,000ルピア(約350円)です。
ホテル近くで夜だけ営業する屋台。サテー呼ばれる東南アジア風の焼き鳥。10本セットで150円もしないくらいだったはず。ピーナッツベースの濃厚な甘いタレ特徴。屋台によって微妙に味付けが異なります。
2017年7月21日/21.07.2017
スタジアム/stadium
ハジアグスサリムスタジアム/Haji Agus Salim Stadium
観客数/attendance
9,754人/9.754
試合結果/result
セメンパダンFC/SemenPadangFC 2 – 0 アレマFC/AremaFC
チケット/ticket
120,000ルピア/120.000IDR