2018年3月31日ミャワディFC – ヤンゴンユナイテッドFC
No Ultras,Banner,Chant,only FOOTBALL.
ミャンマーナショナルリーグの試合。ミャンマーにはウルトラス文化もない、バナーもチャントもない。32000人収容のスタジアムにおよそ500人の観客。おそらく、このサイトをご覧いただいている方には「期待外れ」かもしれない。しかし、数少ないファンも目の前の良いプレイには歓声と声援、相手や悪いプレイには野次で応える。(言葉が分からないので、雰囲気で)
ミャンマーのフットボールは本当にシンプル。スタグルもグッズ販売もここにはない。シンプルすぎる気もするが、だから良い。日本ではスタグルやグッズで議論ができる、それはすごく恵まれている。ミャンマーナショナルリーグはJリーグと提携しているので、ビジネス的な面でJリーグ側が働きかけてもいいはず。
しかし、そんなものがなくてもミャンマーの人々はフットボールを楽しんでいる。「誰が何をした、誰が悪い」というネガティブな監視社会はここにはない。毎試合誰かを晒して、中傷して、それをネットで毎回同じことを繰り返す日本のフットボールが忘れている原風景がここには広がっている。
その他/others
ミャンマー最大の都市ヤンゴンで最大のスタジアム。
チケットは1000kyats(およそ80円)。メインスタンドのみの開放で、全席自由だ。
陸上の国際大会にも対応したスタジアム。また、サッカーミャンマー代表の試合もこのスタジアムで行われる。直近ではアジアカップ予選ミャンマー代表vsマカオ代表の試合が行われた。
大きな柵は暴徒化したファン対策か?これで視界が遮られるのでもったいない。
代表戦で出たであろうゴミ。ゴミを片付けるという文化は存在しない。ゴミを片付けるのは日本の良い文化。しかし、片付けないからといってそれをネットに晒すのは違う。気づいた人が片付ければいいんだ。晒すことが目的になっている人がいる、すごく残念。大事なのはゴミを出したら片付けることじゃないか?
全体的には傾斜もあって非常に良いスタジアム。
柵もない中、選手とファンがごちゃ混ぜになる。中央に映るのは90分間絶えず支持と野次と歓声をあげる名物おばちゃん。試合に勝って上機嫌のようで選手みんなと写真を撮っていた。ファンサービスもどこか素朴な感じ。変にかっこつけている選手もいないし、選手もファンもフラット。だから、柵なんかいらない。
ミャンマーにはウルトラ文化はまだ伝播していない。存在しない。おそらくこのステッカーはインドネシアのファンが遠征した際に貼っていったものと思われます。インドネシアのフットボールは結構熱いので是非!
横浜スタジアムのような照明です。
2018年3月31日/31/03.2018
スタジアム/stadium
トゥワンナスタジアム Thuwanna YTC Stadium
観客数/attendance
500人/500
試合結果/result
ミャワディFC/Myawady FC 0 – 1 ヤンゴンユナイテッドFC/YangonUnited FC
チケット/ticket
1,000キャット/1.000kyats