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フットボール/football

【special】フラッグとフットボール。Flags and Football Column

「フラッグ(旗)で試合が見えない」

「フラッグは邪魔だから下げるべきだ」

「サポーター席は試合を観るところじゃない、応援するところだ」

フラッグ(旗)の問題は日本全国どこのスタジアム、クラブでも顕在化している問題であり、様々な意見や考え方がある。
しかし、日本も含め世界的なフットボールシーンを観ると、フラッグがあることでスタンドの躍動感や雰囲気が出てくるし、ビジュアル的にも美しい。今回は実際に現地で撮影した「フラッグ×フットボール」の風景を紹介します。

フラッグ×フットボール/Flags × Football

名古屋グランパス/Nagoya Grampus




ガンバ大阪/Gamba Osaka




横浜F・マリノス/Yokohama F・Marinos




浦和レッズ/Urawa Reds




FCザンクト・ガレン/FC St.Gallen




FCザンクトパウリ/FC St.Pauli




VfLボーフム/VfL Bochum


FCバーゼル/FC Basel


カールスルーエSC/Karlsruher SC




カールスルーエの場合は、フラッグを後ろのスタンドへ集中させ密集させている。こういう取り組みは「棲み分け」、またはビジュアル的な面でも一つのモデルケースになり得るスタイル。
ウニオン・ベルリン/1.FC Union Berlin


ボスニア・ヘルツェゴビナ代表/Bosnia and Herzegovina


ブレンビーIF/Brøndbyernes Idrætsforening

フラッグに対する意見。

フラッグに関して、実際に友人に聞いてみた。彼らはドイツに住んでおり、日本語も勉強をしており、日本の文化、フットボール文化も知っている。まずは「ひいきのクラブの試合をたまに観に行く」一般ファンM.B(20代男)の声。

君にひいきのクラブがあるのは知っているし、たまにスタジアムに行くのも知っている。ドイツのスタジアムでは特に自由席で常にフラッグが振られているけど、それについてはどう思う?

「常にフラッグが振られている光景」は確かにドイツでは一般的なスタイルだね。ドイツでは主にウルトラがフラッグを自由に振っている。俺はウルトラではないけど、別にそれはそれでいいと思うよ。

じゃあ君はフラッグが振られているところに行ったりする?

俺は絶対に行かないよ。そもそも顔の前にフラッグがあるのは嫌だしね。俺はフラッグを観に行っているわけじゃなくて、試合を観に行っているわけだからね。旗を振るのは自由だけど、自分の前にあるのは好きじゃない。だから旗がないところで試合を観るよ。自由席だし、それは俺の自由だからね。でも、フラッグはスタジアムの雰囲気を創る上での一つのアイテムだとは思う。

日本ではそういう場合「フラッグで見えない」というクレームが起きるけど、ドイツではどうなの?

ドイツでも確かにそういう意見もある。フラッグも含めてだけど、ウルトラスに関してはポジティブな意見もあれば、ネガティブな意見もある。もちろん文句を言う人もいるけど、俺の意見としては別にフラッグで見えないのであれば、フラッグがないところに行けば良いし、それを選ぶのは自分だから別に文句を言うことはないかな。彼らは確かに行き過ぎた行動(ピッチに発煙筒を投げたり等)もあるけど、彼らの存在なしではスタジアムの雰囲気が創り上げられない点は見逃せないよね。

次に「ほぼ毎試合観戦し、実際にアクティブに活動するウルトラス」のM.D(20代男)の意見。

君は毎試合行くような真のウルトラである事は知っているので、「ウルトラ」という立場で話を聞きたい。ドイツのスタジアムでは常にフラッグが振られている。日本でもそういう光景があるけど、「フラッグで見えない」という批判的な論調が主になっている。実際のところドイツではどうなのかな?

それは日本もドイツも同じような構図で、似たような論調がある。主にビジュアル面の問題だよね。でも、俺はこの問題をクラブも交えて解決すべきだと思っているんだよな。例えば、ファンエリアは俺達のようなヤツら(ウルトラ)がいるわけだから、フラッグやスタンディングといった場所にしてしまう。それをチケットにも明記すると各々の席種選択にもヒントを与えられる。例えばチケットに「オールスタンディングでフラッグやバナーなどの演出もあるからそれを了承して下さい」というただし書きがあるとかね。

確かにそうだね。日本でもチケットにはそこまで明記されているわけじゃない。ちなみに君は「フラッグ」に対してはどう思うの?

俺は「フラッグ」はスタジアムの雰囲気を創る一つのアイテムだと考えている。もし、「旗で見えない」というファンがいるとしたら、そこは自由席だから移動すればいいと考えている。どこで観戦するかはその人の自由だし、自由席のエリアはこれだけある。文句を言うより、自分で自分の場所を選ぶことがフットボールを楽しむ一つの手段じゃないかな。クレームが起きないようにするためには、クラブが明確に線引きをしてしまうことも一つだと思う。ただし、アウェイの場合はそもそもエリアが狭い場合があるし、その場合はウルトラが主導でフラッグを配ったりしているけどね。

海外がいい、日本がいいと断じるつもりはありません。海外にも日本にもいいところ、悪いところがある。いい意味でも、悪い意味でもガラパゴス化してしまうことが、衰退に繋がる。こうやって日本と世界の相違点を客観的に考えてみると様々な景色が見えてくる。

皆さんはどう考えますか?

自由席なんだし、ルールの範囲内で自由にに楽しめれば一番いい。お互いに干渉し合うのは一番つまらない。

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