DSC Arminia Bielefeld – VfL Bochum 1848 28.01.2020

ビーレフェルトとgoogleで検索すると、ビーレフェルトの陰謀というウィキペディアにたどり着くことが出来る。
ドイツ19番目に大きい都市でありICE(高速鉄道)停車駅ながら誰もが降りたことのない街である、それゆえネット上ではギャグとして扱われている。
以前から一度ビーレフェルトの試合を観てみたいと思っていたのだが、なかなか日程が合わなかった。
平日のこの日、たまたま休みがあったのでベルリンからバスで6時間かけて行ってみた。
思った通り街にはほとんど何もなく、ミッテ(中心街)まで歩くも特に見どころはなかった。。。
雹の降る中を中央駅から20分ほど歩くとスタジアムに到着。

名将ノイハウス監督率いる今季は昨シーズン後半からの調子の良さを継続し現在2部でHSV、シュツットガルトなどの古豪を抑え首位に立っている。
そのため以前よりは観客も増えているようでこの日も火曜の夜の試合にもかかわらず18,000人を動員。
相手のボーフムは降格ラインで低空飛行しており、かなりピンチである。

ボーフムファンは全員黒で集合、のウルトラからの告知でアウェーブロックを黒で埋めている。
キックオフと同時に、お前たちのホイッスルを黒で埋めてやる、との横断幕と発煙筒や煙玉、花火で試合を中断させていた。
80年代からこの2クラブのファンは仲が悪いため定期的にこのようなショーが行われる。
ボーフムのキャプテンがファンの元へ行き辞めるよう制していた。

試合はイエローカードが13枚、レッドカード1枚(キーパーの抗議、その後の審判侮辱での2枚合わせての)が出る荒れた展開だったがビーレフェルトが危なげなく勝利。
試合後ビーレフェルトファンからはボーフム側に向かって降格、降格！と叫ぶチャントが歌われていた。
他人の不幸は蜜の味を的確に表現したチャントであった。