2018年12月26日 SCアシュドット – マッカビ・ハイファ
イスラエルと緊張状態にあるパレスチナ自治政府ガザ地区から30kmほど手前に位置するアシュドットに訪れました。
テルアビブにあるフィッシュマンビーチの周辺を散歩し、イスラエル名物?のフムスを食べたりアシュドット行きのバスターミナルの近くにあるマーケットなどを散策しました。中央バスターミナル付近はドラッグの販売スポットとなっているため少々危険な香りがするため気を付けてください。
中央バスターミナルから1時間半程度走るとアシュドットに到着。
高速バスの類ではあるもののアシュドットに到着してからは何停留所か停まってくれるのでスタジアムに一番近い停留所で降車します。
この日発行してもらったパスは記者席。カメラマン用をと思ったがこのスタジアムは客席とピッチが近すぎるためほとんどカメラマンを配置できないそうだ。
SCアシュドットは2クラブが統合されてアシュドットサッカー協会が母体のクラブということでほとんどファンがいない。
RBライプツィヒやレッドブルザルツブルクなど、歴史を壊して創られたクラブはあまり好かれることはない。
ドイツでは金曜日や月曜日に行われる試合に対しての抗議の声もたくさん上がるし、ここイスラエルでもそういった類のことに抗議をすることもあるようだ。
一方イスラエル北部に位置するハイファのファンは大量に詰めかけていた。スタンドの半分を埋め尽くし、結果的に入場者数の9割はマッカビハイファ色に染まったのであった。
先日行ったホームではボイコットをしていたウルトラスも入場はしていた。
ただ、応援活動はボイコットであった。ウルトラゾーン以外から自発的に応援歌が始まるがやはり迫力もなければ統一感も全くない。
やはりやるべき人たちがやらないと形にならないのである。そのことを十分に理解しているのであろう、後半少しだけウルトラ主導でチャントが始まった際はようやくフットボール場として成り立ったような気がした。
この日、ハーフタイムに休憩室にて休んでいるとイスラエル版スカパーSport5の女子アナが話しかけてきて日本人がこんなところに来るのは面白いからぜひテレビ番組に出てイスラエルサッカーを観た感想を話してくれないかと言われて電話番号を交換したが、試合後テルアビブへ戻るバスまでの時間がなかったり彼女たちも試合後の放送で時間が取れずにタイムアウトとなってしまった・・・せっかくのテレビデビューを期待していたが残念である。
試合は虎の子の1点を守り切ったマッカビハイファが見事アウェーで勝利を収めた。
試合終了5分前は23日のレポートにもあるようにクラブの会長に対する抗議の横断幕、そして癒着でもしているのだろうか自動車メーカーホンダに対する抗議のゲートフラッグが掲げられた。それと同時に発煙筒を投げ込み一時試合が中断したが、試合結果に当り障りはないものであった。
唯一、ハイファから来ていたクラブスタッフだけはとても忙しそうに、そしてファンの行動に怒っていたが..
SCアシュドット/SC Ashdod
マッカビハイファ/Maccabi Haifa
その他/others
youtube
2018年12月26日/26.12.2018
スタジアム/stadium
アレフスタジアム/Alef Stadium
観客数/attendance
公式発表なし/no announce
試合結果/result
SCアシュドット/SC Ashdod 0 – 1 マッカビハイファ/Maccabi Haifa
チケット/ticket
プレスパス/Press pass