2019年6月8日リヒテンベルク47 – シャルロッテンブルガーFCヘルタ06
ドイツ5部、オーバーリーガ首位を確定させたリヒテンベルク47の試合に訪れた。
半年間、全国リーグの試合を中心にドイツを駆け巡ったため落ち着いて試合を観戦したいと思った。
ベルリンのリヒテンベルク地区にある超ローカルなスタジアムである。
リヒテンベルク47は今シーズンのオーバーリーガのチャンピオンに輝いた。来年からはもう少し地域が広がるレギオナルリーガ、4部を戦うこととなる。
試合後には優勝セレモニーが行われることもあり試合前のスタンドにはファンとクラブが一緒に用意したクラブカラーの赤と白のバルーンが彩られる。
この日、観客は500人に迫る勢いでありなかなかの盛り上がりであった。
この地区に住む人たちに人気のあるクラブということだ。ベルリンにはウニオンとヘルタという巨大クラブが存在するが、各地区にもこういったクラブが多数存在する。
BFCディナモ、リヒテンベルク、ブラウヴァイスベルリン、テニスボルシア、ヴィクトリアベルリンなどである。
トップリーグの雰囲気はもちろん素晴らしいとは思うがファンとクラブが一体となって雰囲気を作るローカルフットボールもそれに劣らず素敵な雰囲気である。
現地の人間以外が訪れることがないため私のような一見さんにも親切に案内してくれる。
ヨーロッパのフットボール、特にダービーが盛り上がるのは地域が独立していることではないだろうか。日本を例に出せば浦和区と大宮区のクラブが仲が悪いように、である。
ただ仲の悪さは都市国家として成り立ってきたこのヨーロッパのほうが格段に上である。
例えばベルリンの東に行けばBFCディナモ、ヘルタに対するFワードがそこらに書かれ、西に行けばウニオンに対するFワードが同じようにみられる。
リヒテンベルクも来シーズン4部で戦うことになり、そこにはエネルギーコットブスという都市同士で嫌いなクラブが存在することとなった。
今は牧歌的な雰囲気であるがそういったウルトラ、特にコットブスの右派ウルトラ、フーリガンを抱えるクラブが来た時にメトロポリタンベルリンの人間はどう反応するのか、非常に興味深い。
さらに、BFCっディナモという元シュタージクラブも存在しており来シーズンのレギオナルリーガノルドオスト(東北リーグ)は白熱するである。
試合前、リヒテンベルクのファンは”Nochmal Oberliga”のゲートフラッグを掲げていた。
オーバーリーガをもう一度、という意味であるが何を指しているのかは彼らを追ってきていない自分には理解が出来なかった。
必ずしもレギオナルリーガに昇格することがいいことではない、ということなのであろうか。昇格至上主義でないことは確かである。
リヒテンベルク47/Lichtenberg 47
シャルロッテンブルガーFCヘルタ06/Chalrottenburger FC Hertha 06
アウェーファンなし/no away fans
その他/others
youtube
撮影なし/no movies
オンラインショップ
スタジアム/stadium
HOWOGEアレーナ ハンスツォシュケ/HOWOGE-Arena Hans Zoschke
観客数/attendance
不明/no announce
試合結果/result
リヒテンベルク47/Lichtenberg 47 2 – 1 シャルロッテンブルガーFCヘルタ06/Chalrottenburger FC Hertha 06
チケット/ticket
10ユーロ/10€