SG Eintracht Frankfurt – 1.FC Union Berlin 24.02.2020

フランクフルトのゴール裏Nordwestkurveは2月初旬にこの試合でのゴール裏1階席の封鎖を発表。

このブロックのチケットを持っているファンにはウルトラスが別ブロックのチケットを用意しており、実際に普段ファンショップとして活動している場所はチケット交換所としてウルトラ自らが変更に応じていた。
ここで不満を述べるファンは誰一人いるようには見えなかった。ファンの連帯とはこのことだろうか。

この封鎖の理由としては月曜日の試合がいまだに行われること(21/22シーズンには廃止される予定)、特に今年のフランクフルトはヨーロッパリーグ出場のため特にその割合が高くなっているため、またベルリンから550キロ離れたフランクフルトまで来るウニオンファンの負担に対して反対の声明を出した。
月曜日にベルリンから来れるファンなど少ない、またフランクフルトに住んでいる人も限られる、これを示したいのだ。

さらに、試合前のイベント時間にはウルトラがこの日のサポート拒否について改めてマイクを使って説明していた。この際はメイン、バックスタンドからは指笛が鳴らされ、応援しないことへの反対意見も見られたが演説をしていた彼はそれについて声を荒げることなく最後まで理解を求めるようお願いをしていた。
ファン文化への理解、これが今のブンデスリーガに欠けているものだとスタジアムに行くと感じる。

ウニオンファンからは前半45分間、キックオフ時間をフェアにしろ、ここ数年掲出している横断幕が。
この日は47,000人といつもよりかなり少ない観客数。ホームの応援がないことで雰囲気もいまいち。
サッカーはピッチとスタンドがリンクしてはじめて成り立つものだと再認識した。