安養LGチーターズが2004年にFCソウルと改称し、クラブカラーは赤に変わった。その後、クラブカラー安養市のシンボルである紫に変えFC安養が誕生した。FCソウルがソウル中心部の6万人のエリートスタジアムを本拠地にアジア制覇を狙う一方で、かつて韓国フットボール界で数々の栄冠を掴んだクラブはソウルから30分ほどの郊外にある2万人弱の陸上競技場でKリーグチャレンジ(2部相当)を舞台に闘っていた。観客数が1200人に届かない閑散としたスタジアムでも、チーターズ時代からのサポーターグループ「A.S.U Red」は50人程度しかいなくても、かつての栄光にすがるわけでもなく、2部でひたむきに戦っていた。
それにしても、20000人収容のスタジアムで1200人以下の観客数ではあまりにも閑散としすぎている。様々なメディアがKリーグの観客動員の少なさに言及しているが、Kリーグクラシックはそれを遥かに凌駕する。日本のJ2であれば少なくても3000人程度は最低でも計算できるが、韓国の2部リーグではその半分以下である。
ここにはイベント演出もスポンサーの挨拶も何もない。前触れもなくフットボールが始まり、終わる。それだけ。しかし、静寂の中でも確かにフットボールは存在する。
韓国は日本から最も近い「海外」。日本では経験できない雰囲気がある。そんなギャップを体験してみては?
FC安養/FC Anyang
サポーターグループ「A.S.U Red」は50人程度。
FC大邱/FC Daegu
その他/others
観客数は1195人。
youtube
スタジアム/stadium
安養スタジアム/Anyang Stadium
観客数/attendance
1,195人/1.195
試合結果/result
FC安養/FC Anyang 0 – 2 FC大邱/FC Daegu
チケット/ticket
10000ウォン/10000KRW