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フットボール/football

2019年1月25日 ヘルタBSCベルリン – FCシャルケ04 Hertha BSC Berlin – FC Schalke 04

ウィンターブレイク明けの初戦とはいえ、1月下旬の金曜20:30キックオフ。
この日のベルリンの最高気温は-3℃。
夜にもなれば-8℃あたりをうろうろしている状態。

友人の家に招かれ一か月遅れの(イスラエルに行っていたからだが)クリスマスディナーをいただいた後、お気に入りのサッカーアプリを開くとヘルタとシャルケが試合をしているのを知った。
ヘルタの試合はよっぽどのことがなければバイエルン、ドルトムント戦以外は完売になることはない。
つまり格安で見られる可能性が非常に高いのである。
招待券も多く配られているということを知っていたため友人と別れオリンピアシュタディオンへ急いだ。

試合開始20分前、Uバーン(地下鉄)オリンピアシュタディオン駅に到着。
ギリギリすぎてほとんど降りる人はいなかった。階段を上がってすぐにダフ屋を発見することができた。
30ユーロでバックスタンド中央3列目だという。
だが見せてもらったチケットにはヘルタのメインスポンサーとなっているTEDi ticketと記載されている。つまりスポンサー招待券である。
15ユーロならいいよといったが、半ギレされたのでとっとと退散。
スタジアム近くまで歩くと先ほどのダフ屋の持っていた席とそう変わらない場所で1oユーロだという。即決である。

小雪と強風の吹き荒れる中スタジアムへ急ぐ。
スタンドに着くと既にヘルタのHymne、アンセムであるNur nach Hauseの大合唱である。
4年ぶりのヘルタ観戦でショックなことといえばこの合唱の際にスタジアムの照明が落とされ、スマートフォンのライトを照らしていることであった。
私はこれがとても嫌いである。フットボール場において空気を創り出すのはウルトラゾーンから始まる歌声やコレオグラフィ、発煙筒、それに呼応するファンの大きな歌声やビジュアルなのだ。
スマートフォンのライトとフットボール場はどこかマッチしない。ぜひともライブ会場などでやっていただければと思う。

スタジアムの中は強風が吹き荒れていてとても座って観戦できるような状態ではなかった。
これでも半数以上のファンがビールを飲んでいるのだから恐ろしい。
私は季節外れのグリューワインを飲み温まりながら風を遮ってくれる壁のある場所から観戦することにした。

試合は前半から非常にスピーディーな展開でシャルケがリードを奪いながらヘルタが追いつくということを繰り返し2:2となった。
ブンデスリーガでよくあるのだが前半は面白くても後半にいきなり塩試合、いわゆる前に蹴ってるだけのつまらない試合になるのだが、そうならないことを祈っていた。
後半開始、時刻は21:45である。猛烈な風と寒さで選手の体も動かなくなったのであろう。試合が止まってしまったのである。
後ろで回して適当に前に放り込む。これの繰り返しである…まさか45分間これを繰り返して終わらされるとは夢にも思わなかった…わけではないが…
ヘルタのスタジアムは歴史的な建物で好きだが、試合は極端につまらない。これは月日が経っても変わらないクラブの歴史なのだろうか。

試合後はヘルタ、シャルケのファンともに黙り込んでしまう状態であった。
そしてメインスタンド、バックスタンドのファンはそそくさと帰路へと向かっていた。

あと2か月もすればこの寒さとおさらばして陽気な春が待っている、と考えると残り2ヵ月の観戦に頭を抱えてしまうのであった。

ヘルタBSCベルリン/Hertha BSC Berlin

FCシャルケ04/FC Schalke 04

その他/others

youtube

試合日時/date

2019年1月25日/25.01.2019

スタジアム/stadium

オリンピアシュタディオン/Olympiastadion

観客数/attendance

43,027人/43.027

試合結果/result
ヘルタBSCベルリン/Hertha BSC Berlin 2 – 2 FCシャルケ04/FC Schalke 04
チケット/ticket

10ユーロ(招待券)/10€ TEDi ticket

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